京都府綾部市の老舗菓子舗の新築オープンに伴い、旧店舗のケヤキ大黒柱
(築80年以上)を利用して展示台兼、テーブルを製作しました。
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ケヤキ材の大黒柱(約18センチ角)を2つに挽き割り天板用の材を
取ります。しっかりした材なので重い・・・(^_^;)
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頑丈に組むため小根(こね)付きの「二枚二段ほぞ」の仕口(しくち)
を作りました。 |
ガラス板用の溝を切って、仕上げカンナをかけ天板を組み立てます。(暑い時期はこれが結構ツライのですよ!) |
脚部もケヤキ材で作りますが、展示台になるので内側をキレイに見せるため少し複雑な仕口を作りました。なぜかスッキリと見えるものほど内部の仕口が複雑な場合が多いのです。
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脚部は重い天板を支えるため通しほぞにして、ほぞ先から黒檀のくさびを打ち込みました。(「割りくさびほぞ」というのです)底板にカツラ材をはめて組み上げます。ここをベニヤにしたのでは百年もちません。 |
オイルフィニッシュ(表面に塗膜を作らない方法)で塗装して、厚さ5ミリの強化ガラスをはめ、ガラス取り外しの穴にウォルナット材の駒をはめて完成!!展示スペースには時季により、生菓子や干菓子、または自作のお皿や花などを飾るそうです。
(サイズW1320×D860×H630ミリ) |
よしみ菓子舗の店内。おいしい和菓子がズラリと並んでいます。
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よしみ菓子舗の正面外観、春日工房(妻・粧作)の、麻のれん。
(サイズW2250×H1500ミリ) |
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